枯れ木に花を咲かせましょう。
籔内佐斗司工房マネージャーの金和です。
籔内佐斗司新作ブロンズ2019年が先日発表となりました。
こちらのブログで、籔内佐斗司作品の魅力とその制作過程について少しお話しさせて頂きたいと思います。
ご興味がある方は、ぜひご覧いただけますと幸いです。
写真:新作ブロンズ 「花咲か童子」/ 2019年作 限定数:88体
失われかけた日本人の心を呼び覚まそうとする芸術活動
籔内佐斗司は、仏像を中心に文化財の保存と修復に携わった経験を活かし、日本人の仏教的世界観に基づく心にしみ入るような温かく懐かしい造形でたくさんの作品を世に送り出してきました。現在では、東京藝術大学大学院文化財保存科教授 / 同学副学長として、15年間にも及ぶキャリアを通して、これからの時代を担う若手の育成に力を注いでいます。
戦後の高度経済成長の途中で、日本人がどこかに置き忘れてしまった大切なもの。
先人たちが大事にしてきた文化や精神を、後の世へ伝える作品作りを行っています。
ブロンズ作品はどのように制作されるのか?
彫刻家である籔内佐斗司の作品は、木曽ヒノキを彫って制作されます。
形ができあがると、全体に漆を塗り、その上に日本画の顔料として使われる岩絵具を彩色して完成します。これが、世界に1点しか存在しないオリジナルの木彫作品となります。
では、ブロンズ作品はどのようにして出来上がるのか?
ブロンズ作品を制作するには、まず、このオリジナルの木彫作品が必要となります。
この木彫作品から、型を作り、銅を流し込んで一つ一つ丁寧にブロンズ作品を鋳造して完成します。完成したブロンズ作品には、作家の直筆のサインが作品に限定番号とともに入れられます。
ブロンズ作品はどこで購入できるのか?
籔内佐斗司のブロンズ作品は、日本全国の籔内佐斗司作品取り扱い画廊、または日本各地で開催される百貨店での展示会場にてお求めいただけます。
今回の新作ブロンズ「花咲か童子」は88体限定での販売となりますので、お求めの方はお近くの籔内佐斗司作品取り扱い画廊、または以下の展示会場でお求め下さい。
-今後の展示会の情報-
2019年3月28日(木)ー4月3日(水)
Artglorieux GALLERY OF TOKYO
アールグロリュー ギャラリー オブ トーキョー
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